はじめに

人生初となるアプリケーションを出荷してから、半月が経ちました。
AILight Reversi

Windows ストアアプリの学習のために作ったアプリケーションだったのですが、リリースしてからは、ダウンロード数が気になり始めました。
とりあえず、多くの人に使ってもらいたいとは思うのですが、手出しすることもできなため、ダウンロード数を見ることが毎日の日課となりました。

アプリケーション公開するために使った、デベロッパーセンターでは、公開後のアプリケーションのレポートを見ることができます。
ダウンロード数であったり、利用時間を確認することができます。

■デベロッパーセンター
http://msdn.microsoft.com/ja-JP/windows/apps

ダウンロード数が気になり始めましたので、次はダウンロード数の増加を目指したいと思います!!

作戦目標


ダウンロード数/日の増加!!

作戦内容


英語圏を狙え!! (ローカライズでGO!!)

インストール編


Multilingual App Toolkit for Visual Studio 2012
http://msdn.microsoft.com/ja-JP/windows/apps/hh848309.aspx

日本語版をインストールします。

準備編(Multilingual App Toolkit)


ソリューションエクスプローラーから、多言語化したプロジェクトを選択してください。

「ツール」→「多言語アプリ ツールキットの有効化」を選択します。
注意:プロジェクトを選択した状態じゃないと、ツールキットのメニューが表示されません



次に、プロジェクトに「翻訳言語の追加」を行います。

プロジェクトを右クリックして、ポップアップメニューから、「翻訳言語の追加...」を選択してください。



今回は、英語版の作成ですので、「英語[en]」を選択します。



準備編(プログラム)


あと少しで、ローカライズが完了します。頑張りましょう。

残念ながら、「Multilingual App Toolkit」をインストールして、環境設定しただけではローカライズされません。
プログラムに多少手を入れる必要があります。

といっても、ローカライズ機能が上手く統合されていますので、とっても簡単にできます。

まず、リソースファイルを作成します。
(プログラム内で決め打ちされている名称を、こちらのファイルに設定した値に置き換えるための情報になります)
場所は、以下のように作ってください。







プログラム編


ローカライズ出来る環境が整ったら、プログラムの方を修正していきます。

XAMLから修正してきます。

    <Button x:Uid="btnStart" x:Name="btnStart" />

x:Nameはつけてあると思うので、同じ名前を、x:Uidに設定してください。

次に、リソースファイルを設定します。

名前に、「btnStart.Content」 を設定して、値に、「初めから」を設定します。
ついでに、名前に「Draw」を設定して、値に、「引き分け」を設定します。



プログラムから文章が必要な時もあるかと思います。

そんな時は、以下のように取得することができます。
var resourceLoader = new ResourceLoader();
var drawString = resourceLoader.GetString("Draw");

drawString に、リソースで指定した値が入ります。

ローカライズ編(いよいよ英語と対面)


まず、ビルドを行います。
これを行わないと、設定したリソースファイルが、翻訳言語設定へ変更内容が反映されません。
いつもビルドを忘れるので、、、 

大事なことなので、もう一度言います。

まず、ビルドを実行してください!!

では、翻訳作業に進みましょう。

「英語.xlf」を開きます。



開くと、外部のツールが起動します。



自力で翻訳することも可能ですが、お手軽にやるには、翻訳機能を使ってみましょう。

赤丸の機能を実行してみてください。

翻訳機能を使って、機械翻訳を行うことができます。

これで、アプリケーション多国語対応になりました。

テスト編


では、さっそく実行してみましょう。

日本語で、アプリケーションが起動したと思います。

で、英語版は?

コントロールパネル > 時計、言語、および地域 > 言語



必要な言語は、「言語の追加」で、追加してもらって、
優先順位を入れ替えることにより、アプリケーションの言語を変更させることができます。

今回は、英語版のテストを行うので、Englishを選択して「上へ」をクリックして、並び順を入れ替えましょう。

では、再度アプリケーションを起動してみましょう。



無事に、英語版のアプリケーションが完成しました。

これで終わり!!! って思ったら、まだ終わりではないのです(笑)

Windows ストアでの紹介文等も変更しなくてはなりません。

この辺の仕組みはすごくよくできていて、日本語のアプリケーションを上げているだけでは、英語での説明文を書くことはできません。
と言うことで、今回作ったアプリケーションをリリース準備してみましょう。

今回のアプリケーションの「アプリ パッケージ」を作成して、パッケージのアップロードを行ってみてください。

すると、以下のように、英語で説明文を書くことが出来るようになります。



これで、完了です。

審査完了すると、英語圏にアプリケーションがリリースされます。
これで、ダウンロード数が伸びるはずです!!

おわりに

初めて、ローカライズにもチャレンジしたのですが、「Multilingual App Toolkit」のおかげもあり、簡単にローカライズする事ができました。

今回は、無料アプリでしたので、お遊びな部分もありますが、もし有料アプリをリリースしていたら、ダウンロード数はとても重要なポイントになるかと思います。

この辺が、Windows ストアアプリの面白いところだと思うのですが、従来のアプリケーションを英語圏へリリースしようと思っても、提供場所を探したりと色々とハードルが高いかと思います。Windows ストアアプリなら、すべての仕組みが整っていますので、簡単にチャレンジ出来ると思います。
よかったら、このページを参考にしてアプリケーションの多言語対応をしてみてください。

調査環境

Windows ストア アプリ
VS2012
C#
Multilingual App Toolkit

更新日

2012/12/03:アップ