koido Blog

XPerの日々

AILight Banner
AILight Blog

プロフィール

koido Blog

目次

Blog 利用状況

記事分類

過去の記事

タグ

デマルコ「熊とワルツを」から「リスク管理はおとなのプロジェクト管理だ」

第三回は、「第2章 リスク管理はおとなのプロジェクト管理だ」 です。

デマルコは、起こりうる悪い事態(リスク)をはっきりと認識し、それらに備えておくことが、成熟のしるしであると言っています。
前向き思考と意欲的態度にのめり込むあまり、最高の結果ばかりを考え、そのような結果を実現不可能にするかもしれないさまざまな現実を無視することは、ふざけあっている子供のようなものだと言っています。
この段階で、リスクを「将来起こりうる出来事で、望まない結果を生むもの」と定義し、これを管理することがリスク管理であるとしています。リスク管理で、管理できるものは原因となるリスクだけであると言っています。
また、リスク管理の反対が「危機管理」で、問題が発生した後に何をすべきかを考えることと説明しています。
リスク管理では、選択肢を確保してあとで対策をとれるようにする、「軽減」という作業があると説明しています。

リスク管理の要素は、以下の5つ。

リスク管理の責任は、リスクを無視した場合に代償を支払うことになる当事者が負わなかればならないと説明しています。

?

発注したソフトウェア開発が遅れて問題が発生したときに、代償を払うことになり、その代償が巨額であるようなケースで、リスク管理を行っている日本の企業ってどのくらいあるのでしょうか。

テストで悪い点を取った子供がテストを隠すような論理で活動している企業などは、リスク管理という企業文化が存在するとは考えられないです。

と書いていますが、読みながら、自分もこどもだと反省しきりです。

投稿日時 : 2004年5月26日 1:06


コメントを追加

#  re: デマルコ「熊とワルツを」から「リスク管理はおとなのプロジェクト管理だ」 2004年5月27日 13:08 うに。

言葉の定義は勉強になりました。

危険に対してそうならないように対策管理するのが「リスク管理」、危険に遭遇したときの対処方法の管理が「危機管理」ですね。きちんと使い分けていなかったように思いますので注意しないと。

現状、プロジェクトなどのリスク管理の基礎情報となっているのが「進捗報告」です。発注元である企業はこの「進捗管理」から生まれる「進捗報告」をベースに管理しています。つまり、進捗報告で危険を感じればリスク管理として原則は「危険にならないための方策」を受注元に要求します。この行為がリスク管理になるのかなぁ。

で、思うに受注元のリスク管理と危機管理が決して有効に機能しない場合が多々あると考えています。下から上がってくる進捗状況をベースに進捗管理しているわけですがその進捗の精度が実際のところ低い。理由はいくつか考えられますがやはり管理の粒度がなかなか適切に設定できないというのが大きいかなと。そして、開発現場の行動パターンと合致しない工程管理というところでしょうか。粒度自体がまちまちに加えて工程管理が現実と乖離しているケースが多々ありこれでは進捗管理が正常に機能すると期待するほうが無理です。結果、進捗管理がずれた状態で進捗報告をするわけで発注元の企業は本当の姿を見れなくなってしまうと。

とりあえず、全体を管理していない人でもプロジェクトの状況が危険ラインに入ると分かります。「遅くまで仕事してる人が増えた」、「打ち合わせの量が増えた」、「土日に仕事している人が増えた」といった現象です。

#  re: デマルコ「熊とワルツを」から「リスク管理はおとなのプロジェクト管理だ」 2004年5月28日 13:25 小井土

言葉の定義は、大切だと常々感じています。
私も、正しい使い分けをしていませんでした。
リスク管理の中で、移行監視と適切な軽減を行うことが大切で、「うに。」さんの「危険にならないための方策」は軽減に他ならないと思います。移行監視を的確に行うことは、なかなか難しいですが、雰囲気を感じることはできると思いますが、コミュニケーションがしっかりしていないと、これも難しいことになりそうです。
タイトル
名前
URL
コメント