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C・アレグザンダー「パタン・ランゲージ」について

石野さんにお約束した、C・アレグザンダー「パタン・ランゲージ」について、私の理解を書きたいと思います。
#あくまでも私の理解なので、間違っている部分もあると思いますので、そのつもりで読んでください。
#パターンではなく、パタンという表記を使っているのは、C・アレグザンダーの著書の翻訳本の表記に従っています。

アレグザンダーは、歴史的な時間を経て自然発生的に生まれた<自然都市>と建築家や都市設計家が人工的に創り上げた<人工都市>は本質的な部分に違いがあり、<自然都市>は住みやすく<人工都市>は住みにくいといっています。
#私も、都市計画というお上の方針によって作られた東京という都市に、多かれ少なかれそのような住みにくさを感じることがあります。そのような都市には、人が安心して暮らすことを許さない、一種の無機質的な空気を感じます。

アレグザンダーは、<人工都市>が「生活に必要な構造的な複雑さ」を備えていないことが原因であるといっています。
そして、人工的に構造的な複雑さをつくり出す方法として、「パタン・ランゲージ」を考案したそうです。

「パタン・ランゲージ」
アレグザンダーは、状況が変化しても繰り返し現れるものをパタンとして抽出し、そのネットワークである「パタン・ランゲージ」によって、構造的な複雑さを生みだそうとしています。
ここでのパタンは、自然言語で記述されていて、意識的に曖昧な部分を含んでいるようです。

まちづくりでは、住民が住みやすいと感じるまちづくりを行うために、多くの住民が参加しコミュニケーションできるようにするための共通の規則(コード)として、「パタン・ランゲージ」が提案されています。

投稿日時 : 2004年4月20日 23:42


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#  re: C・アレグザンダー「パタン・ランゲージ」について 2004年4月21日 0:57 菊池

 Pattern Languages of Program Design は邦訳版「プログラムデザインの為のパターン言語」を読んだけど。

 うーむ、悩ましい所ですねぇ。

 パターンランゲージ、デザインパターン、色々あるけど、パターンと言ってる物全般として、中間的な粒度を持つ概念に名前をつけ、言語としての体系を取る事で中間粒度で話をできる様にしましょうという事だと思うのです。

 経営者、営業なんかが話す詳細は何も含まれていないレベル
 技術者が話す場合のうんざりするような詳細の山

 この間のコミュニケーションギャップに取り組もうというのが、パターンの様な気がします。

#  re: C・アレグザンダー「パタン・ランゲージ」について 2004年4月21日 9:00 小井土

小井土です。

菊池さん
まさに、その通りですね。

私も、まちづくり全体の施工側と顧客とのキャップを埋めるためにある、「パタン・ランゲージ」を勉強して、ソフト開発の顧客と開発者のキャップを埋める手がかりを探しているつもりです。
また、答えは出ていませんが、勉強は面白いです。

#  re: C・アレグザンダー「パタン・ランゲージ」について 2004年4月21日 11:18 福井 厚

>経営者、営業なんかが話す詳細は何も含まれていないレベル
>技術者が話す場合のうんざりするような詳細の山

> この間のコミュニケーションギャップに取り組もうという
>のが、パターンの様な気がします。

最近、ファシリテータという肩書きの人が増えてきているのも、同じような要求から来ているのではないでしょうか。
ビジネス的要求を正しく理解できないと技術的には良くても、使われないシステムを構築してしまう可能性がありますよね。

#  re: C・アレグザンダー「パタン・ランゲージ」について 2004年4月21日 16:05 石野 光仁

>アレグザンダーは、<人工都市>が「生活に必要な構造的な複雑さ」を備えていないことが原因であるといっています。
>そして、人工的に構造的な複雑さをつくり出す方法として、「パタン・ランゲージ」を考案したそうです。

う~ん、どういうことなんだろうか・・・。
設計を行ううえで、人は複雑なことを考えられないので、単純なパーツを抜き出してそれを複雑に組み合わせなさい
ってことですかね?

>生活に必要な構造的な複雑さ
この 「構造的な複雑さ」にとても惹かれます。
何を指しているんですかね?
構造的な複雑さ・・・。

#  re: C・アレグザンダー「パタン・ランゲージ」について 2004年4月22日 1:37 小井土

構造的な複雑さですが、直接の解説ではありませんが。

アレグザンダーは、ペルシャ絨毯が好きだそうです。
同じような、ペルシャ絨毯であっても、誰が見ても、その良し悪しが分かるそうです。
その良いとされる共通項をパタンとして、まとめて、論理的、数量的に絨毯の価値を決める方法を考案したそうです。

私の考えですが、アレグザンダーは良いとされる絨毯には、構造的な複雑さを持っており、見るものを魅了する内なる価値を持ってることに気づき、建築への応用を考えたのだと思います。

#  re: C・アレグザンダー「パタン・ランゲージ」について 2004年4月23日 15:44 石野 光仁

残念ながら私には理解できなかったのですが、
確実に何かが見えているんですね。

「構造的な複雑さ、」この言葉の意味が理解できるように
なるまで沢山のシステムを作って行きたいものです。

今システムを作るときには、共通項目であるパタンを
抜き出して、そのパタンを組み合わせることにより
構造的に複雑にならないようにシステムを作っている
気がします。
う~ん・・・。パタンの抜き出しに失敗して構造的に
複雑になったものが失敗作。
パタンの抜き出しに成功して、構造的に単純になった
ものがも失敗作。
パタンの抜き出しに成功して、構造的に複雑に出来上がった成功?

理解の仕方が間違っているかもしれませんが、
3番目のシステムはいいかも・・・。
もう少し自分なりに悩んでみます。

#  re: C・アレグザンダー「パタン・ランゲージ」について 2004年4月23日 16:11 石野 光仁

仕事の隙間で打っているので、間違いがいっぱい。

>確実に何かが見えているんですね。
C・アレグザンダー には見えているという意味です。

#  re: C・アレグザンダー「パタン・ランゲージ」について 2004年4月23日 17:39 小井土

小井土です。

システム開発で「構造的な複雑さ」が必要かどうかというのは、疑問があります。
#都市とか、あまり単純で余裕や遊びがないと、無機質で、息苦しいような住みにくさがあると思います。

システム開発で感じるのは、現在のシステム開発は、規模的にも環境的に複雑なものになることがほとんどだと感じています。
これをパタンなど単純化した概念を活用することで、複雑なものを単純なものの組み合わせで作ることが必要だと思います。
複雑なものを複雑に作ると変更やメンテナンスが大変になり、フリーズした生き絶え絶えのシステムになってしまうのではないでしょうか。
結果として、構造的に複雑なものを単純なもの(パタン)の組み合わせでできたら成功。

どうでしょうか?

#  re: C・アレグザンダー「パタン・ランゲージ」について 2004年5月7日 1:14 小井土

関西大学のパタン・ランゲージに関する論文の中に、「構造的な複雑さ」に関連するパタンが紹介されていました。

「座れる階段」階段という下位の要素が、移動するための施設と休息のための施設という二つのカテゴリに対して同時に属すことで、構造的な複雑さを成立させている。

ということらしいです。

#  re: C・アレグザンダー「パタン・ランゲージ」について 2006年1月22日 11:50 MUGEN

はじめまして。googleで検索して参りました。
mixiで「社会システム論」というコミュニティの管理人をやっております。社会学の修士を中退、現在はIT業界で開発をやっております。
さて、アレグザンダーのパタンランゲージについてですが、上で書かれているように、

>アレグザンダーは、<人工都市>が「生活に必要な構造的な複雑さ」を備えていないことが原因であるといっています。
そして、人工的に構造的な複雑さをつくり出す方法として、「パタン・ランゲージ」を考案したそうです。

これに尽きると思います。いわゆるシステム開発においては当然シンプルさが求められると思いますが、人口都市の欠落を埋めるためのものがパタンランゲージですから、その用途はシステム開発にはあまり関わらないと思います。いかがでしょうか?

横槍ですみませんが。

#  re: C・アレグザンダー「パタン・ランゲージ」について 2006年1月23日 23:21 koido

MUGENさんへ

システム開発が求めるシンプルさは、変更の容易性や保守性などを実現するために最重要な要素です。
したがって、直接、人工都市の問題を取り入れることは、
無理があります。
しかし、システム開発の担当者は人間であり、顧客との要求の導出や開発チームの構築などに、パタン・ランゲージを導入することは、有効だと思います。

XPは、ある意味パタン・ランゲージです。
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